「Live2Dを動かして配信してみたいけど、カメラって何を使えばいいの?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
Live2Dモデルを自然に動かすには、カメラで表情や動きを正確に読み取ることが重要です。
しかし、選ぶカメラによってモデルの動きや滑らかさに大きな差が出るため、適当に選ぶと「動きがカクカク」「表情が反映されない」といったトラブルに繋がることも。
この記事では、Live2D配信をおこなう際の機材の選び方のポイント(特にFPS)について、初心者にもわかりやすく解説します。
Live2D配信を始める前に、ぜひ参考にしてください。
Live2Dモデルを動かすにはWebカメラが必要
Live2Dモデルを使ってVTuber配信をする際、Webカメラは絶対に必要なアイテムです。
モデルの動きは自動で反映されるわけではなく、自分の表情や動きをリアルタイムで読み取って反映させるための役割を果たすのがWebカメラです。
Webカメラの性能次第で、モデルの表現力や自然さが大きく変わってきます。
表情・口パク・まばたきなど、すべてWebカメラで読み取る
Live2Dモデルは、顔の向き・口の開閉・まばたき・眉の動き・頬の膨らみなど、さまざまな表情パーツを動かせるのが魅力です。
これらの情報は、すべてカメラが読み取ったデータをもとにリアルタイムで反映されています。
たとえば、笑顔になればモデルも笑い、目をつぶればモデルもまばたきをする。
そうした細かな動きが視聴者との距離感を縮める要素になるため、Webカメラの精度=配信の質ともいえる重要なポイントです。
Webカメラの質で追従精度が変わる
どんなWebカメラを使うかによって、Live2Dモデルの追従精度は大きく変わります。
一般的にWebカメラを選ぶ時には「画質(解像度)」が注目されがちですが、Live2Dにおいては「FPS(フレームレート)」の方が重要です。
FPSが高いほど、Webカメラがより多くの情報をリアルタイムで取得できるため、モデルの動きが滑らかになります。
逆にFPSが低いと、動きがカクついたりしてしまう原因になります。
そのため、Live2D用途でWebカメラを選ぶなら、「高FPSで安定した出力ができるかどうか」を最優先でチェックしましょう。
WebカメラとiPhone、どちらを使うべき?
Live2Dモデルを動かすためのカメラには、「Webカメラ」と「iPhone」という大きく2つの選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、目的や予算、こだわりの強さに応じて選ぶのがポイントです。
Webカメラの特徴
Webカメラは、VTuber配信を始めるうえでもっとも手軽に導入できる選択肢です。
安価・導入が簡単
市販のWebカメラは3,000円前後から手に入り、USBに挿すだけですぐ使える手軽さが魅力です。
Live2Dをトラッキングするための性能を考えると10,000円以上かけた方が良いですが、予算と相談して決めることもできます。
モデルの動きは最低限追える
口の動きや顔の向きなど、基本的なフェイストラッキングには対応可能。簡単な雑談配信には十分です。
FPS(フレームレート)が低いとガクつく
注意点として、安価なモデルはフレームレート(FPS)が低いことが多く、動きがカクつきやすい傾向があります。
可能であれば、60FPS対応のWebカメラを選ぶと追従精度が向上します。
Phoneの特徴
高精度なフェイストラッキングを求めるなら、iPhoneが現時点での最強選択肢といえるでしょう。
高精度なフェイストラッキング(特にiPhoneX以降)
iPhoneX以降の機種には、表情の微細な変化まで認識できるTrueDepthカメラが搭載されています。
このおかげで、まばたき・眉の動き・頬の膨らみなども高精度に反映され、Live2Dモデルがまるで生きているかのような自然な動きを実現できます。
「VTube Studio」などで連携可能
iPhoneとPCを接続してLive2Dモデルを動かすには、「VTube Studio」などのアプリを使うのが一般的です。
接続方法はWi-Fiでも有線でも対応しており、遅延を抑えたい場合は有線接続がおすすめです。
まとめ
用途 | おすすめ機材 | 理由 |
---|---|---|
初心者/低予算 | Webカメラ(C920など) | 導入が簡単・コスパ良し |
表情をしっかり出したい | iPhone(Face ID搭載) | 精度が高く、細かい表現が可能 |
オススメのWebカメラ
最後にオススメのWebカメラを紹介いたします。

これ以上お金をかけるのであれば、WebカメラではなくiPhoneを中古で良いので買ってトラッキングすることをオススメします。