ゲーム配信のガイドライン・収益化可否まとめ【2025年7月】

ガイドライン

ゲーム実況・ライブ配信を行ううえで避けて通れないのが、各ゲーム会社が定める配信ガイドラインや利用規約です。
本記事では、人気ゲームや主要メーカーの配信可否・収益化の可否・注意点をまとめました。
VTuber・配信者活動をされている方は、著作権トラブルを避けるためにも必見の内容です。

配信ガイドラインとは?

なぜ確認が必要なのか(著作権・商用利用の関係)

ゲーム配信を行う際にガイドラインを確認すべき最大の理由は、「ゲームの著作権は開発元や販売元に帰属しており、プレイヤーが自由に公開・収益化してよいわけではない」という点にあります。

多くのゲームには、キャラクター・音楽・映像・シナリオといった著作物が含まれており、これらを無断で配信・録画・公開することは著作権侵害に該当する可能性があります

また、YouTubeやTwitchで広告収入やスーパーチャットを受け取る場合、商用利用にあたると判断されるケースもあるため、各メーカーが「収益化の可否」や「認めるプラットフォーム」を明確に定めていることが多いのです。

ガイドラインを確認せずに配信を行うと、動画削除・収益無効化・最悪の場合はチャンネルのBANにつながる恐れもあります。安全かつ継続的に活動を続けるためには、必ず事前に公式の配信ポリシーを確認する習慣を身につけましょう。

禁止される可能性のあるケース(ベータ版/未公開部分など)

ガイドラインで明示的に「配信可」とされているゲームであっても、すべてのプレイ内容が無制限に配信できるわけではありません。とくに注意が必要なのが、以下のようなケースです:

ベータ版・体験版

開発中のベータ版や体験版では、「レビュー配信OK」など一部に限って許可されていることが多く、原則は配信NGとされているケースも少なくありません

未公開のストーリー・エンディング

RPGやADVなどストーリー性の強いゲームでは、クリア直前〜エンディングにかけて「配信禁止区間」が設定されていることがあるため要注意です。たとえば「第○章以降は配信を控えてください」といった文言がガイドラインに記載されていることがあります。

発売日前のリーク・ネタバレ配信

発売日前のフラゲやリーク映像の配信は、メーカーから著作権侵害や営業妨害として強く警告されることがあり、収益停止や法的措置の対象になる可能性もあります

任天堂

カプコン

スクウェア・エニックス

スクウェア・エニックスでは、ゲームタイトルごとに配信に関するガイドラインが個別に設定されています。一律の規約ではなく、各タイトルの公式サイトや特設ページにて公開されている内容に従う必要があります。

たとえば、以下のようにタイトルによって条件が異なります

  • 『ファイナルファンタジーXVI』:収益化可能だが、終盤のネタバレに配慮した制限あり
  • 『ドラゴンクエストX オンライン』:特定のクエスト範囲までのみ配信許可
  • 『オクトパストラベラー』:発売後の期間によって制限が解除されるパターンあり

このように、同じ会社でもゲームタイトルごとに配信可否や収益化の条件が大きく異なります
そのため、配信を予定しているゲームタイトル名で 「スクウェア・エニックス 配信ガイドライン」などのキーワードで検索し、必ず最新の情報を確認するようにしましょう。

また、ネタバレ防止や収益化対象のプラットフォームに関する記述も多いため、細部まで目を通すことを推奨します。

バンダイナムコ

バンダイナムコでは、ゲームタイトルごとに配信に関するガイドラインが個別に設定されています。一律の規約ではなく、各タイトルの公式サイトや特設ページにて公開されている内容に従う必要があります。

たとえば、以下のようにタイトルによって条件が異なります

  • 『テイルズシリーズ』:ストーリー終盤の配信に制限がある場合あり
  • 『スーパーロボット大戦シリーズ』:使用可能なBGMや演出に制限あり
  • 『エルデンリング』などフロム・ソフトウェアと共同開発のタイトルは別途注意が必要

このように、同じ会社でもゲームタイトルごとに配信可否や収益化の条件が大きく異なります
そのため、配信を予定しているゲームタイトル名で 「スクウェア・エニックス 配信ガイドライン」などのキーワードで検索し、必ず最新の情報を確認するようにしましょう。

ネタバレ・BGMの扱い・有料配信の可否など、見落としやすいポイントも多いため、事前の確認を徹底しましょう。

セガ

スパイク・チュンソフト

KONAMI

この記事を書いた人
ぶいすと編集長

起業家歴6年
これまでVTuberのマネジメントや、BtoCサービス、CtoCサービスのオペレーション構築、年商100億円以上の大手企業やスタートアップへ業務コンサルティング、金融サービス向けのコンプライアンス体制構築などに携わってきました。
表には見えない課題や実務に触れてきたからこそ、ひとつでも「助かった」と思ってもらえる情報を整理して届けたいと思っています。

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